ファミコン語などない
最近どうも「ファミコン語」なるものがあるらしいですよ。奥さん。(注 奥君のことではない)
ファミコン語といっても、ファミリーベーシックのBASIC言語ではないし、「おかあさんといっしょ」のファミリーコンサート、略してファミコンとも、なんの関係もない。
要は、「ファミ」レスや「コン」ビニでつかわれている用語を「ファミコン語」というらしい。
「○○でよろしかったですか?」
「○○になります」
「○○円からお預かりします」
「○○の方、お下げしてよろしいでしょうか」
(こちらの例をお借りしました)
こうした言葉がファミコン語だそう。
「こうした言葉はおかしい」というのが世間の風潮らしい。
こないだファミコン語がどうのなんて本を開いたら「こんな言葉は一般社会では通用しませんよ」などと書いてあった。
で……それがなにか?
正直、意味がわからないです。ファミコン語じゃなくて、ファミコン語に文句を言っている連中の意味が。通じてるんだから、放っておけよ。
あと、「ファミコン」っていう略し方も「ゲーム=若者=だらしない」って連想させる目的っぽくて嫌。
つか、こうした形骸化した挨拶って、要は儀礼的無関心を形にしたものでしょ。これは店員からの「私たちはあなたの生活に立ち入りませんし、気にもしません。」っていう宣言みたいなもんだ。
我々の生活において、意味なんかなしてなくても、「そういうものだ」と納得すれば丸く治まるものは数多くあって、ファミコン語もその一種だろう。ならば別段ごちゃごちゃぬかす必要もあるまいに。
ファミコン語に文句をつける人って、確実に精神が病んでるよな。ファミコン語を研究するより、ファミコン語にケチをつける人間を研究した方が面白そうです。