アホ3K新聞

ぴちぴちピッチ、ミカルは結局赤ん坊に……って、お前はセーラーサターンか!!

 あと、アクアレジーナ様最強説急浮上。

また嫌韓厨が必死になる予感(藁


♪私はかつてこの様な 悲惨な社説を見たことがない〜



 「安いだけの新聞」3K新聞であるが、本日の産経抄はあまりにもふるっている。もはや指摘するのもバカバカしいが、あの映画に出てくる「油屋」は、イコール「置屋」であります。産経新聞の人は日本人が戦争で相手を虐殺した歴史も知らないだろうから、置屋も知らないだろうから解説しておくと、要は「ソープランド」のことです。

 あの物語の根幹は、親を汚らしいもの(=豚)と感じた千尋が、一晩だけ(数晩?)大人の世界に入り込み、男に自分の居場所を諭されて、親のところに戻る話。なのです。まぁ、聞いた話だけで、実物を見てないんで些細な違いは勘弁してくださいよ。

 油屋で働くことになって、千尋は名前の半分を奪われ、千という源氏名をつけられます。今までの世界との離反ですね。そして、湯婆婆(=やり手ババァ)の監視下に置かれ、いつしか自分の名前(=アイデンティティ)を喪失していきます。そしてハク(=男)と知りあい、なんだかんだで自分の名前を思い出すわけです。

 冒頭が千尋が引っ越してくるシーンなのは、引っ越しが子供にとっての故郷の喪失 - そしてもちろんそれは彼女のアイデンティティーの喪失 - であるからに他なりません。



 そうしたストーリーの中で、千尋の「働かせてください」が何に相当するかと言うと、「子供の背伸び」なんですね。大人の世界を知らないがための背伸び。それは無知な子供が大人の世界に少しでも近づくための背伸びです。

 一方のニートは、むしろ大人の世界(汚らしさもそうだが、むしろ不況などの問題だろう)をなまじ知っているために、そこに幻滅している。

 すると、問題への立ち位置が、そもそも別なわけです。



 また、3K社員は


与えられた仕事や職場を、三日・三月・三年…と夢中になって務め励んでいるうち、いつか自分の天職のように思えてくる。

 などといってますが、千尋が働いたのはソープであり、そこで天職とか思っていいんでしょうか?それでいいというなら、歌舞伎町に手入れを続ける東の京の将軍様に対して、千の仕事を奪わないように直訴すべきです。たしか、あんたんところで連載してたよな?将軍様

 また、ニートについても、彼らが働ける場所は小売り店のバイトや、工員、土方ぐらいなもんであり、それが天職だというなら、それは単なる身分の階層化に過ぎないのです。つか、じゃあお前の仕事をニートに譲って、お前がバイト店員を三年ぐらい夢中になってやって天職だと思えよ……と。時給はあがらないけどね。

 とにかく、「千と千尋」についても、「ニート」についても、まったく無知な人間がこんな話題を書いているんだから、さすが2,950円の激安粗悪新聞なだけのことはあります。