スティーブン・セガール主演、「イントゥ・ザ・サン」を見てきた。
ストーリーとかは公式サイトなりを見てもらうとして、この映画の最高な点は、ただ一点。セガールのおもしろ関西弁。
婚約を約束したが殺された彼女の無念を晴らそうと、敵の陣地へ乗り込む決意のシーンでセガールは呟く……「人斬りまっセー」。
危険だからと、付いてくるなと言ったのに、敵陣についてきた女をセガールは怒鳴りつける……「バッキャロゥ!死にトゥワーいのクぁ!!」
ラスボスと対峙するヤクザのナンバー2、伊武雅刀との会話のシーンで「ソヤナー」以外の台詞がほとんど聞き取れない。
クライマックスである敵の根城でのチャンバラ対決では、字幕完全不要の日本語展開で、セガールの魅力大爆発!!「お前キャ!!」「叩っ斬ってやルゥ!」
アクションにおいては、もちろんセガールは不死身で、相方だけがバタバタと死んでいく。特にセガールのパートナーという、ストーリー的に重要な役回りをするような位置にいながら、なんの活躍もなくあっさり殺されたFBI捜査官の若者などは本当にいたたまれない。
さらに、ラスボスが彫り物師の男に銃を撃っておきながら、なぜかセガールには日本刀で挑むという不可解っぷり。もっとも、セガールに銃を撃っても、いろんな理由で当たらないだろうけど。
そんなこんなで、この映画は「セガールならなんでもいい人」か、「笑い方面にコアな映画or時代劇ファン」か、「コサキンリスナー」意外には、まったくお薦めできません。逆にこのいずれかに属していれば、最高に笑えるB級映画です。「男同士デ見ニキテヤー」
つかこの映画、日本人以外は楽しみようがないよな。
ところで、東京ゾンビやってくれよ>近所のシネコン