取調室は中国のほうが「まだマシ?」

容疑者の尋問、録音・録画へ 北京市人民検察院西日本新聞



 現実に運用されているかはともかく、少なくとも「容疑者の合法的権益を守る」という考え方がある時点で、日本よりもマシでしょう。日本の場合は「容疑者の人権なんか守るな!!」が合言葉ですからね。



 もともと広大な国土を持ち、グローバリズム経済の中で十分に主導者の一人として立ち回るだけのポテンシャルを秘めた中国。そこに寄せられる期待感が、徐々に中国を「開かれた国家」に変えて行っている感があります。

 人間でもそうだけど、「こいつは悪人だ」「裏で何を考えているのか分からない」と突き放して育てられれば、そうした期待を個々の存在意義としてしまい、「こいつは興味深い」と注目して育てられれば、やはり同じように期待を存在意義として、大きく成長します。その意味でも、清濁合わせ持つも、少なくとも国家としての自立を自覚しつつある中国と、自ら「アメリカの奴隷」を標榜し、アメリカの加護を前提にした言論しか口にせず、アメリカを非難すれば「こいつは親中だ」などというトンチンカンな非難をうける日本では、勝負は見えてしまっている気がします。

 そして、私は日本人として、中国に負けたくはないのですよ。